日本語教師として活躍するための大きな財産に

日本語教師として活躍するための大きな財産にこのプログラムは、青年日本語教師を、毎年8月末から約9ヶ月アメリカの大学に日本語教師(ティーチングアシスタント 以下TA)として派遣するものです。応募にあたって日本語教師有資格者であること, TA決定後東京で行う約2週間の事前研修受講が必修となります。
費用は、ビザ取得手数料、渡航費、保険料等が参加者自己負担になりますが、現地での滞在費・食費(大学の寮を利用)は大学側が負担、さらにTA業務に対して$250-$500程度が、毎月(派遣期間中)大学から支給されます。(金額は大学によって異なります。)
なお、大学では1~2科目程度の科目履修もあります。日本からはKCPスタッフがTAの活動をメールを通じてサポートしていきます。
派遣先の大学では、TAとして授業を担当する場合もあれば、日本語クラスの補佐的な仕事、あるいは文化紹介が中心になる場合もあります。それぞれの受け入れ大学あるいは指導教官によって、TAに期待するものはさまざまです。一方、TAにとりましては、海外の教育機関で日本語を学ぶ学習者に日々接することで得られる経験や様々な異文化体験すべてが将来、日本語教師として活躍するための大きな財産となることでしょう。

応募資格

派遣年3月の時点で、以下の日本語教師の資格(いずれか1つ)該当していること
①四年制大学卒業で420時間相当の養成講座修了、または修了見込み
②四年制大学卒業で日本語教育能力検定試験に合格
③四年制大学で日本語教育を専攻・卒業、または3月末までに卒業見込み
(いずれも日本語教師として実習経験、実践経験があることが望ましい)
* TOEFLスコア iBT 79点以上
スコアが79点に達していない場合は派遣年の1月半ばまでに79点に届くようご準備ください。
* 原則として21歳以上29歳まで
* 派遣決定後、東京で行う事前研修(約2週間:6月下旬~7月上旬)に参加できる。

タイムスケジュール

TA申込締め切り 10月31日書類必着
1次審査結果連絡 11月
2次審査結果連絡 12月上旬
3次審査 2次審査通過後、随時実施
TA採否決定 2月中
事前研修(約2週間) 6月中旬~7月上旬
8月中旬以降 渡航

費用

選考料 21,000円
実践研修費 170,000円
派遣申請手数料 28,000円     費用は変更あり。
事前研修費A 49,000円
事前研修費B 57,000円
事務連絡費 81,000円
合計 406,000円

※一旦納付いただいた費用は事情の如何に拘らず返金いたしません。 4~6の費用は 派遣大学決定後のお支払いとなります。 詳しくは養成講座事務局にお尋ねください。

事前研修(30時間程度)

日程 毎年6月中旬~7月中旬の約2週間を予定。
会場 KCP地球市民日本語学校および日本語教師養成講座にて
内容 この研修では「生活 life」「学習 learning」「教育 teaching」の3つの側面と「実習 practice(準備・フィードバックを含む)」面から、TAとしての能力を強化します。
「生活 life」  日常生活・大学での学生生活・TAとしての生活の3面で見られる異文化接触を具体的に取り上げ、その現象や要因を、アメリカ人の視点と日本人の視点から理解。
「学習 learning」大学での講義を受けることを前提に学習の目的意識を高め、充実した学習をするための基礎的知識と米国大学での講義スタイルに慣れることを目的とします。
「教育 teaching」米国の大学における日本語教育の現状を知ることにより、TAとしての立場や期待される役割を考えます。
また、「実習」では、実際の英語圏の学習者に慣れ、その特徴を知ることを目的とします。(ただし、派遣先の状況を考慮し、対象となる学習者が英語母語話者ではない場合もあります)

派遣期間中(約9ヶ月)~帰国

KCPは、以下の体制で派遣期間中のTAを日本からサポートします。
・毎月の定期レポートに対するコメントとアドバイスでサポート
・日本語教育に関する指導法や生活に関する相談メールは随時受け付けています。

帰国後のフォロー
・進路相談などTA任期中はメールで、また帰国後も随時個別面談し、帰国後のみなさんをサポートします。

応募書類

1. 申込書は、KCP日本語教師養成講座事務局にご請求ください。
2. 6ヶ月以内のTOEFLスコア結果(コピー可)
3. 「アメリカの大学生に紹介したい日本」というテーマの英文エッセイ(A4 1枚程度)
4. 「プログラム申し込み理由とプログラム後の目標について」(日本語 A4 1枚程度)
5. 選考料は、申込書提出までにお振込みください。

説明会

電話、E-mailにて 事前にご予約ください。