ゴールデンウイークも終わり、
4月に「420時間少人数実践コース」に入学された受講生にとっての
最初の1か月が過ぎました。
今日は、その感想をまとめていただきました。
これから日本語教師を目指す皆さんへのメッセージです。
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日本語教師養成講座の1ヶ月を振り返って
日本語教師養成講座 YY
4月からKCP 学園にて、日本語教師養成講座の受講を始めて1ヶ月が経ちました。この1ヶ月は本当にあっという間に過ぎってしまったというのが正直な感想です。
3月まで公立中学校の教員をしていましたが、海外にルーツがある生徒と学校生活を過ごすことが多くありました。その中でそのような生徒は、日本の生活、社会、学校になかなか馴染んでいくことが難しい場面がたくさんあり、その大きな要因として「日本語の壁」があるということでした。本来母国では優秀な成績をとっていた生徒も、日本ではなかなか授業についていけない状態が多く、彼らの心中を考えると何か手立てはなかったのかと思うことも多々ありました。もちろん教育委員会で日本語指導をする人を派遣していますが、実際のところ、学校生活全般を通しての支援はなかなか難しいことも多くありました。そこで日本語を母語としない人たちへの日本語教育の勉強をして、そのような人たちの役に立てればと思い、3月に卒業生を出したタイミングで思い切って教職をやめ、この4月から日本語教師養成講座を受講しはじめました。
養成講座は、日本語文法からスタートしました。普段何気無く使っている日本語がこんなにいろいろな文法や意味があることに衝撃を受け、日本語についてまるで無知だったことに気付かされました。日本語文法は多岐に渡るので覚えるのが大変ですが、ここでしっかり身につけておけば、教壇に立つときにすごく役に立つと思うので、前向きな気持ちで取り組んでいきたいです。また日本人として日本語をもっと丁寧に使えるようになりたいと、少しですが意識も変わりました。
指導法演習では実際に教壇に立って教えていく方法を学んでいくので、とても楽しく受講させてもらっています。日本語を直接法で教えていく難しさはありますが、さまざまな指導法に触れ、それを授業中の活動にどのように組み込んでいけば有効的に学習者が目標まで到達できるのかを考えることは、私にとってとてもやりがいのあることで、それが教師の仕事の楽しさに繋がっていくと思います。学習者の授業に対する満足度はその学習者の日本語習得にも如実に現れると思うので、今幅広く勉強することで自分の引き出しを増やしていきたいです。
また4月28日には端午の節句にちなんだ行事も催されました。日本の伝統文化を伝えることも日本語教師の大切な役割の一つなのだと改めて感じました。感染症対策をしながら行事をすることはとても大変だと思いますが、学生たちに少しでも端午の節句の行事を体験的に触れさせたいという、学生に対する先生方の思いも感じることができました。登竜門をイメージした龍をモチーフに学生が龍の鱗に自分自身の夢を書き、夢が叶うことを願いました。また登竜門は鯉の滝登りとも言われ、鯉錦の風習の元になっているので、鯉のぼりを実際に見せて説明していました。6Fのホールには5月人形や菖蒲が置かれ、端午の節句にまつわる話を学生が興味深く聞き、人形の写真を撮るなど学生がそれぞれに日本文化に触れている様子が見受けられました。また初級のクラスでは桃太郎を取り扱っているので桃太郎の日本人形を置いたり、先生方が桃太郎の仲間の犬、猿、キジをされていたのには学生も大喜びで写メを楽しそうにとっていました。その後クラス対抗のアトラクションで鬼を倒した数を競い合うゲームも学生は楽しそうに参加していて、授業以外で見せる様々な表情を見られたのはとても良かったです。様々な学生の様子が見られる行事に今後も参加できればと思います。
◆KCP日本語教師養成講座
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開講は6月25日を予定しています。
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