日本語教師は授業で文法を教えることだけが仕事ではありません。
日本をより深く知ってもらう、日本での生活を楽しんでもらうために
「行事」や「課外活動」を企画、立案、実行することも日本語教師に
期待される大切な役割です。
その大切さを教師の卵の受講生に実感してもらうが「特別活動」の授業。
しかし、コロナ禍の今「行事」への取り組みは難しい・・・では何を?!
KCPの学生は、その多くが来年の4月に大学・大学院・専門学校への進学を希望
しており、受験は目前。
今回は、受験に必要な「面接練習」を養成講座の受講生が企画、立案し
実際のクラスで行うことにしました。
まず、どんな項目を質問するのか、何を見るのか、何人対何人で面接するのか、目的は何か、どのように人を動かすか・・・
zoomで事前に話し合い、準備を進めました。さらに当日担当の先生にクラスの様子を伺い、考案した流れに修正を加えていただきました。
当日は、それぞれのクラスで各自が企画した方法で「面接練習」
先生2人に学生4人でのスタイルや
先生1人に学生1人のパターン
クラスを半分に分けて、一人ずつ教師が入るという形も
「面接練習」が終わった後の反省会では、「思ったように学生が動いてくれなかった。口頭だけでなく、図も板書したほうがよかった」
「あらかじめ、質問を学生に伝えておいたので、学生もきちんと考えた受け答えをしてくれた。」
「20人の学生に指示を出すためには、声の大きさ、タイミングなどを計算しなければならない。」
「分刻みで面接の流れを書いた紙を学生に渡したのが分かりやすくてよかったようだ」
「チェックリストを用意したのは良かったが、コメント欄への記載が少なく、これはどうすれば書かせることができたのか・・」
などなど、たくさんの反省、意見が出ました。
また、担当した教師からも、それぞれにコメントがありました。
KCP日本語教師養成講座は日本語学校附設ですので、留学生の日々の学びの中で「教師としての自分」を考え、体験する機会が満載です。
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